ワイン好きのみなさん、こんにちは。今日はワインの定期便を探していた時に知った「アルディス」という会社についての紹介です。
ワインの輸入を行なっている商社(インポーター)との事ですが、一体どんな会社なのでしょうか?
気になる疑問を解消するために、この記事では以下3点についてまとめています。
- 会社概要
- 事業概要
- 取扱商品
など、アルディスの会社の様子が気になる方の参考になれば幸いです。
Contents
会社概要

会社名 | 株式会社アルディス |
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代表取締役社長 | 四方 祥樹 |
代表取締役副社長 | 青野 仁 |
本社住所 | 東京都中央区京橋2-2-1 京橋エドグラン20階 |
設立 | 2006年 |
創業は2006年。今から14年前、まだ2つ折りの携帯が人気だった時代ですね。現代表の四方さんと副代表の青野さんで創業をしたようです。
インターネットでのワイン販売を中心に業績を伸ばし、2017年には本社を京橋駅直結の「京橋エドグラン」に移転しています。
京橋駅直結-京橋エドグラン
京橋エドグランは2016年に完成した大型ビルでとても綺麗です。(羨ましい・・!)
親会社として四方さんが代表を務める株式会社オーダーチーズがあり、グループ一体となってワインやチーズの販売の他、ペット食品、コスメ、新規事業と幅広く展開をされています。取扱商品のジャンルが華やかですね。
では、業績面について見てみましょう。
業績推移が絶好調
2019年度 | 116億円(前年比120%) |
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2018年度 | 97億円(前年比147%) |
2017年度 | 66億円(前年比163%) |
2016年度 | 40億円(前年比169%) |
2015年度 | 24億円(前年比154%) |
上記はオーダーチーズグループ全体の売上ですが、物凄い勢いで業績を伸ばし続けています。
勝手な推測ですが、ワイン事業だけでも売上60億円、原価率50~55%、営業利益率10%以上は出ているかと思います。ワインやチーズの事業で収益を伸ばし、新規事業に充てているのでしょうね。
創業14年で平均年齢も36歳と若く、グループとしての採用活動も強化中。業績も伸び続けていてワクワクしていそうな会社ですね。今、筆者が新卒だったならば、確実に応募したと思います。
特にマーケティング職はビジネス感覚も大きく養われていきますので、独立・起業を狙う人にもおすすめではないかなと思います。
社長の四方さんは戦略立案に特化
社長の四方さんは1971年生まれで、大学の専攻は機械工学科。エンジニアとして働く内にインターネットの可能性を感じ、2000年に株式会社オーダーチーズを設立、2006年にアルディスを設立されています。
当時はインターネットの普及率は4割以下でしたが、その頃からインターネット通販に注目して事業を拡大したのは素晴らしい。
四方さんはきっと大胆かつ緻密な戦略化なのでしょうね。と思ったら、社名にもその大胆さが現れていました。
社名の「アルディス」とは、フランス語で“大胆な、勇敢な”という意味を持つ「Hardi(アルディ)」に由来しています。
競争が激しいワイン業界において、一歩先んじるためには、常に新しい提案や工夫が必要です。様々な新たな試みを大胆に、また勇敢に提案し続けていけるような企業でありたいと願い、「株式会社アルディス」といたしました。
グループとして新規事業に積極的な様子にも、力強いトップの戦略が現れていると思います。
副社長の青野さんは現地開拓に特化

副社長の青野さんは1974年生まれで、大学の専攻は商学科。海外での買い付け経験を学んだ後にフランスに移住し、ワインに特化した旅行会社トランスネーションを設立。
ご本人が自ら通訳をしてシャトーを回るなどガッツリとフランスで過ごされていた方のようで、その経験を活かして2006年のアルディス設立に至ったそうです。
物事は現地・現場・現物を知る事が大切ですから、現地を知っている青野さんと戦略家の四方さんの強力なタッグで、ここまで業績を伸ばせているのでしょう。
アルディスのワインを注文すると、この青野さんのお手紙などが同梱されてくるのですが、暖かいコメントと共に人柄を知る事ができて面白いですよ。
若手への裁量も大きい

採用サイトの口コミを見ると、入社1年目から海外で商談を行ったりと、活発な様子が見てとれます。若手はもちろん、全体が停滞することなく挑戦し続けている会社はこれからの時代強いです。
就職や転職の口コミとして評判の高い「オープンワーク」というサービスへの口コミは少ないのですが、これは良い事です。
オープンワークの口コミは以下の3つの方法で見る事ができます。
- 月額1000円を払う
- 関連の転職サービスに登録する
- 自社の口コミを書く
ポイントは「お金は払いたくない」「転職サービスに個人情報を提供したくない」という方は、自社の口コミを書く事で他社の口コミを見ることができる点です。
上手い設計で口コミを集めていますが大事な点として、そもそも会社を辞めたいと思わなければ口コミは発生しないのです。
創業14年にもなるのに口コミが少ないって凄くないですか?
筆者も内部を見たわけではありませんが、今の時代、不正はすぐに明るみに出ますのできっととても雰囲気が良く、離職が少ない会社なのだと思います。
事業内容
ここではアルディスの事業を紹介します。
個人向けのワイン販売
サイト名の通り、ボルドー産の「オールドビンテージ」と呼ばれる古い年代のワインに特化した販売サイトです。最古のものは1890年代のワインから、1960年以降は、全ての年代のワインを取り扱っています。ビンテージワインに関しては“国内最高クラス”の品揃えを自負しています。
フランス・ボルドーに特化したワイン販売事業を行なっています。各年代のワインを全て取り扱っているのもすごい。筆者が購入したミシュラン星付きセレクションもこのワイン事業のサービスです。
ワインだけでなく、シャトーの内容などを紹介するコンテンツは「とても勉強になる!」と会員の方からも好評なようですね。
ワインの品質と知識による満足度を高めるほどに「顧客数・単価・回転率」が向上しますので秀逸なビジネスモデルでもあります。
店舗を持たないビジネスモデルで人件費を抑えつつ、近年はデジタルマーケティングを活用して新しいお客様を積極的に開拓していると思われます。
法人向けのワイン販売
このようにワインの取り扱いが強いと酒販店からの問い合わせも多いようで、2007年には卸売販売も開始をしているとの事です。
百貨店の催事などにも出店されているようで、イベントなどでは見かける事があるかも知れませんね。
生産者から直接ワインを仕入れる事で現場を知りつつ、法人営業で百貨店や店舗にワインの魅力を熱く語る素敵な仕事だと思います。
取扱商品
アルディスの取扱商品の中心はフランスワイン。ビンテージワインの取扱が豊富なほか、自宅でゆっくりと楽しめる家飲みワインや料理も提供しています。
ビンテージワインの販売
ビンテージワインは価格は高くつきますが、当たり年や生まれ年を購入する楽しみがありますので時が流れても楽しむことのできるワインです。
当たり年を購入
ワインは毎年のぶどうの出来によって左右されますので、「当たり年」と呼ばれる年が数年に1度訪れます。
ボルドー地区であれば、直近は2000年、2005年、2009年、2010年、2015年が特に評判が高いですが、当然その年代のワインも多数取り揃えています。
早めに購入をして飲み頃を待つも良いですし、丁寧に保管できる方ならば投資目的で購入するのもアリですね。
生まれ年を購入
自分自身や家族、お世話になった方や会社設立の年など、生まれ年でワインを購入したくなる事もあると思います。
生まれ年のワインを店頭で購入しようとしてもなかなか出会えませんが、アルディスはフランスから直接輸入しますので在庫がとても豊富です。
1980年代、70年代はもちろん、1920年(100年前!)のワインもありました。100年の時を越えたワイン、、開けるシーンを想像するとワクワクしますね。
ワインは味わいを楽しむのも勿論ですが、背景や時間を感じることも楽しみの1つです。
定期・頒布会での食材販売
ミシュラン星付きセレクション
毎月素敵な食材が届く定期便サービスでは、月額5500円で2本のワインが届く、ミシュラン星付きセレクションのほか、パスタ、チーズ、チョコレートなど、日本で味わえない素敵な商品を取り揃えています。
会員様向けの個数限定サービスのため、ワインと一緒に同封されているチラシやメール案内でしか告知がされない事が多いです。
気になる方は、お試し価格で提供中のミシュラン星付きセレクションをはじめに注文して見ることをおすすめします。
以上、ワインインポーターの株式会社アルディスについてでした。
ワインインポーターの仕事は口コミを見るほか、書籍等でも学ぶ事ができます。興味のある方は以下の本もオススメです。